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第7話 ありがとう

last update publish date: 2026-06-15 17:26:37

 翌日、ダルマンは、伯爵に指示をし、100人の兵士を連れて村にやって来た。

「フローラと荷物を運搬していた50人を殺人容疑で逮捕する!」

 フローラは伯爵の前に来た。

「村の人達は、誰も殺してないわ!あの盗賊が私達を襲ってきたから私1人で全部殺した」

 フローラは、伯爵を睨み付けた。

 伯爵は、ビビりながら

「フローラ!お前が殺人犯として逮捕されるなら村人達に用はない!もし、お前が逆らうのであれば、その村人達も共犯として連行する」

「この人達は、何も悪くない襲われた被害者よ!あなた達が襲わせたんでしょ!?」

 伯爵を睨み付けたが、ここの兵士達も悪い人ではないのはわかっていた。

 戦うのであれば伯爵だけでなく兵士の人達も殺さなくてはいけない、フローラは諦めた。

「私が捕まるわ!だから村の人達に酷いことしないで」

 フローラは、無理に微笑み寂しそうな目をした。

「みんな元気でね!私は、死んでも大丈夫!神だからまたどかで蘇る!」

 みんなは、フローラの顔を見た。

「お父さん!お母さん!アントリュウス!そしてみんな!また会おうね!!」

そう言ってフローラは笑った。

 村人達は、何もできなかった。

 天界の魔獣を捕まえたとき縛りつける縄でフローラは、縛られた。

 伯爵は、フローラに言った「手錠や鎖であれば神であるお前は、すり抜けて逃げられるだろうが、それは天界の縄、神や魔獣でもそれを切れるものはいない!ヘスペリデスのラドンでも縛られたら逃げ出せないだろ観念しろ」

そう言って連れて行かれた。

 ハリス達は自分達の無力さを知った。

 アントリュウスは、ハリスに突っ掛かった。

「フローラ様をこのまま見捨てる気?」

 アントリュウスは怒った。

「アントリュウス!フローラ様は神様だ!また蘇る!」

「蘇るってなんだよ!蘇るんだったら死んでいいのかよ!フローラ様は、俺達の為にいつも守って戦ってくれたんだぞ!父さんは、フローラ様が殺されても見て見ぬふりするのかよ!!」

 アントリュウスは、ハリスを睨んだ。

「村の人に何かあったら、いざとなれば命を捨てる覚悟はありますってフローラ様に初めて会ったとき言ったじゃないか!!」

 そう言ってアントリュウスは、兵士を追っかけた。

 兵士達に追いつき

「すみません!伯爵様フローラ様を返してください!」

「アントリュウス来ちゃだめ〜!!」

 兵士達がアントリュウスを殴る蹴るの暴行をおこなった。

 フローラは、怒りの表情を見せた。

 その強い殺気のあるオーラに兵士達の手が止まった。

「伯爵!アントリュウスに乱暴な事をするな!もしこれ以上アントリュウスを殴るなら私が蘇ったときお前に永遠の断末魔の叫びを与えてやる!!」

 伯爵は、震えた。

「お前達!少年に暴力を振るうな〜!!」

 フローラの転生後の事を考えていなかった。

 伯爵は、フローラの機嫌をとった。

「フローラさん!その私も、できればこんな事したくないのだが神ダルマン様の命令で仕方なくやっていて・・・村の人達には、手を出さないよう私からもダルマン様に言っておく」

 そう言ってフローラから離れた。

 フローラは、殴られて倒れているアントリュウスを見て心の中で

 アントリュウス!ありがとう!!

「母さん!私にもしもの事があったら後の事は頼む」

「フローラ様が死んだら私達だってどうなるかわからないわよ!また盗賊や魔獣に襲われてビクビクして生きる生活に戻るだけでしょ!私達フローラ様のおかげでず~と安心して生活してたんだから!行ってらっしゃいお父さん」

 村人達は、フローラの救出に向かった。

 道の途中でアントリュウスが倒れていた。

「アントリュウス!大丈夫か?」

「父さん!」

「すまなかった息子のお前に教えられた!私に何かあったら母さんを頼むぞ!お前は、死ぬなこれから生まれてくる村の民は、お前が守れ」

 ハリス達は、街に向かった。

 街では、ダルマンが広場でフローラが来るのを待ち構えていた。

 来たら、直ぐにそこの処刑台に縛り付ける。

 1日たつと何をしでかすかわからん!

 フローラが街に着いた。

 直ぐに処刑台に立たされ処刑用の杭でも天界の縄で縛られた。

 ハリス達と街の人達が広場にやって来た。

「なんだと!直ぐ処刑!?」

 大きな看板に貼り紙があった。

『フローラは、11人の罪のない民を殺害した。神ダルマンの裁きにより処刑をおこなう』と書かれていた。

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